LevelWorks編

カタログには載っていない些細なことや、現場でやってしまいそうな誤操作のリカバリ

方法、裏技的使用方法など、順次こちらで公開します。

また、メールでいただいた質問事項も、必要と思われる事項はアップしていきます。

l     ワークパッドは、24時間365日充電台で充電してください。完全放電するとソフトごと消え去ります。

Q01.使用中にWorkPadがハングアップしてしまったら・・・

Q02.観測ボタンの2度押し、長押しには十分注意しましょう。

Q03.WorkPadのバックライトの付け方。

Q04.WorkPadの液晶画面コントラストの変更方法。

Q05.出力した観測手簿の「点検計算」の部分が固定点が多い為に、

    おもいっきりはみ出します・・・

Q06.往復観測において、(既知点1点往復、2点往復)往あるいは復で設けた固定点

    を復あるいは往では無視してしまったらどうなりますか?

Q07.固定点あるいは終点にチェックマーク入れるのを、観測が終わってから気がつい

    てしまった・・・どうしよう・・・(全然入れてなかったりして・・・)

Q08.観測中に観測を中断することは出来ますか?

Q09.観測中にケーブルを引っこ抜いたらどうなる?

Q10.器高式のプログラムは作らないのですか?

Q11.どうしても器高式で観測したい!なんとかしろ!!

Q12.このシステムは「PalmOS」搭載機なら何でも動作するんですか?

Q13.他のソフトもいろいろインストールしたいんだけど、大丈夫?

使用中にWorkPadがハングアップしてしまったら・・・

まよわず、裏面の「Reset」ボタンをつつきましょう。データは破壊されません。

直前の観測データまでは、安全です。

本システムでは観測したデータを直接記録しています。パソコンで言えば、

観測毎にハードディスクへ記録しているのと同じ状態です。よって、使用中に

ハングアップしても直前の観測データまでは安全というわけです。

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観測ボタンの2度押し、長押しには十分注意しましょう。

観測ボタンを続けて2度押したり、不意に長く押すと連続して観測命令が送られ

ますので、注意してください。

もし、観測中にこのような状態なった場合は望遠鏡をすばやくバーコードスタッフ

以外へ向けてください。これでデータ取得が出来なくなる為、ほとぼりがさめるまで

ほっておけばOKです。

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WorkPadのバックライトの付け方。

電源ボタンを少し長く押してください。バックライトが付きます。ただし、暗いので

日中では見た目わかりません。夜なら緑色に見えます。

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WorkPadの液晶画面コントラストの変更方法。

本体、左上てっぺんにボタンがあります。これを押すとコントラスト調整画面がで

ますので、スタイラスで調整します。

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出力した観測手簿の「点検計算」の部分が固定点が多い為に、

おもいっきりはみ出します・・・

こんなときは、点検計算の部分だけ、マウスでドラッグして選択し、文字の大きさを小

さくしてみましょう。でも、あまり小さくしすぎると見にくくなるので、適当なところでカット

アンドペーストで繰り下げましょう。

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往復観測において、(既知点1点往復、2点往復)往あるいは復で

設けた固定点を復あるいは往では無視してしまったらどうなりますか?

たとえば、往で(復で)個-1〜個-5まで観測したとして、復のとき(往のとき)このうち、

-3を飛ばしてしまったときのことですね。

本システムは固定点の最終判定を固定点にチェックマークが入った点、かつ、往復

とも点名がまったく同一のものだけを抽出し固定点と判別していますので、この条件

に当てはまらない観測点は、ただのTP点として扱います。したがって、そうした条件に

あてはまる点の往復差及び標高値の計算は行いません。

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固定点あるいは終点にチェックマーク入れるのを、観測が終わってから

気がついてしまった・・・どうしよう・・・(全然入れてなかったりして・・・)

うーむ、困りましたね。チェックマーク入れるくらいは、ちゃんと入れてください。チェックマ

ークさえ入っていれば、固定点名は後で記入変更できるんですから・・・

しかたありません。裏技です。まず、固定点もしくは終点と思われるところにチェックマーク

と点名を入れます。次に往復較差を確認し、バッチリ制限値内に入る点を根気よく探します

。これで、どれが固定点もしくは終点か判別できるでしょう。たぶん・・・ただし、観測結果が

良好であることが条件です。それに、あまりにフラットな高低差なら、偶然合致することも十

分ありえます。

まあ、こういうことはやらない方が無難です。あくまで参考資料です。当社は責任持ちません。

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観測中に観測を中断することは出来ますか?

中断する点が固定点であればシステム上、中断しても差し支えありません。

別路線を観測後、中断した観測路線を選択すれば、中断していたところから、観測開

始できます。路線単位で独立管理できる強みですね。

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観測中にケーブルを引っこ抜いたらどうなる?

全然問題ありません。システムがハングアップすることはまずありません。記録データも

消えません。観測ボタンを押した直後にブチ抜いても大丈夫です。ただ、その時の観測

データが取得できないだけです。

それより注意しなければならないのは、接続部分の破損です。わりとデリケートですから

力任せに引っこ抜くことは避けてください。

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器高式のプログラムは作らないのですか?

これは結構いただく質問です。器高式の測量は主に縦断測量、地形の単点標高観測に

用いますが、正直申しまして、恥ずかしながら開発費(人件費)が捻出できません。

縦断測量システムの概略設計書までは書き上げたのですが、現段階では具象化できない

状況です。なにとぞ苦しい胸中をご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

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どうしても器高式で観測したい!なんとかしろ!!

はい。わかりました。では奥の手をお教え致します。

例として、縦断測量において役杭や中間点の観測を実施するとします。

1.観測タイプは「既知点2点片道」を選んでください。往復しなければならないときは、「既知点

  1点往復」を選んでください。

2.最初の後視は普通どおり観測します。

3.次に、中心杭を2度続けて観測します。1度目でデータは前視へ記録され、2度目は後視

  に記録されるはずです。これで見かけ上その点でTPしたことになります。ただし、前視後視

  共に同じ数値になっていますので、実際には器高式で観測した放射点と同じ事になります。

4.点名を入力します。固定点にチェックを入れておけば、観測後に標高値を確認できます。

  注意しないといけないのは、点名は前視で観測した行に入力しなければなりません。2度観

  測しますから、観測終了時点で行は後視へデータが入力された状態で止まっているはずです。

  1つ上の行へ入力しましょう。ちなみに、点名は半角で40文字くらいは入力できます。漢字もOK。

5.こうして、順次観測したい中心杭等をどんどん観測します。

6.で、本当にTPしたい時には前視の観測で、器械を移動します。

いかがでしょう?これでデータは記録できます。

次に、これを成果にする方法です。

1.レベルワークスマネージャで「CSV」出力し、エクセルで開きます。

2.このような形になります。--->サンプルデータその1(エクセルのデータです)

3.これをこのように加工します。--->サンプルデータその2(エクセルのデータです)

いかがでしょう?なんとか成果になりそうですね。

この方法での欠点。

1.同じ点を2度観測しなければならない。(思ったほど手間ではないですが・・・)

2.フワフワした田んぼの変化点は観測しづらい。(2度目の観測値が変わる可能性大)

3.1度目と2度目の値が1mm違うことが、たまにある。

4.追加距離の情報等はすべて点名欄に記入しなくてはならない。

5.このデータをSIMA形式にするには、ある程度エクセルを使いこなしている方でないと無理。

6.邪道的使い方なので、なんか抵抗がある・・・

実施にあたりましては、上記のリスクがありますので、ご了承下さい。

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このシステムは「PalmOS」搭載機なら何でも動作するんですか?

動作します。今度発売された、ソニーのモバイルでも動きます。ちょっと古いPalmでも動作

確認済みです。(PalmVなど)しかし、カラー版のPalmを現場で使うのは視覚的に困難です。

直射日光下では、画面が大変見づらいです。

とは言っても IBM WorkPad c3と、Palm Vx 以外の接続ケーブルがありません。というより作

ってません。よって、現段階ではこの2機種だけしか使用できません。将来は他の機種用も

作成する可能性、大です。特にソニー用はおおいに可能性あります。

(日本でもPalmOS搭載機がブレイクしそうですね。)

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他のソフトもいろいろインストールしたいんだけど、大丈夫?

メモリーの許す限り大丈夫です。ただし、ハックソフトと呼ばれる常駐型ソフトはやめておい

たほうが無難です。ゲーム関係は大抵大丈夫です。悪くてハングアップするだけですから、

裏面のリセットボタンを押せば元通りです。でも、最近PalmOS用のコンピュータウィルス

発見されたようですから、あやしいソフトは、むやみにインストールしないようにしましょう。

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