スケッチアップ プラグインについて


スケッチアップのプラグインは、オブジェクト指向型スクリプト言語であるrubyで記述されています。

インタプリタは、スケッチアップに組み込まれており、予約語はスケッチアップコマンド群とはバッティングしないように工夫されています。

rubyは、日本人「まつもとひろゆき」氏によって開発された国産言語ですの、rubyリファレンス・マニュアルは誤訳のない日本語で配布されています。


比較的短い構文で容易にプラグインを作成することができますが、大量のデータを処理する場合、rubyインタプリタ→スケッチアップAPI→実行という順番になってしまいますので、大変時間がかかります。

また、構文はunicodeUTF-8)でなければいけません。文字コードセットにshift-JISは使えません。


インポートするデータにおいても同様にshift-jisで構築されたデータは問答無用で弾き飛ばされます。

DXFなどascii形式のテキストデータなら、「メモ帳」や「サクラエディタ」などで、文字コードセットをUTF-8に変換すれば読込可能ですが、バイナリデータでは簡単には変換できません。

dsdae(COLLADA)データを読み込んだ時、エラーが出て読込が出来ない場合は、まず文字コードセットを疑ってみましょう。


スケッチアップの公式HPからダウンロードできるプラグインは概ね動作検証されているようですが、説明も含めてほとんどが英語です。

パッと見ても何のためのプラグインなのかさっぱり判らないものが一杯あります。探すのが大変ですね。


また、バージョンによって動いたり動かなかったりするものも山ほどありますが、原因のほとんどが、スケッチアップAPIの構文規則変更にあります。

コマンドは上位互換性を保っているようですが、バージョンが変わるたびにどこかしら構文規則や変数指定規則が変更されています。

恐らく追加機能に対応するための変更なのでしょうが、詳しいリリースノートを見つけるのが大変困難です。あったとしても英語です。

私のように英語のスキルがほぼゼロな人種には大変でございます。